ニュース本文


日本―南アフリカ 後半、先制ゴールを決める久保?=共同

東京五輪は開会式を23日夜に控えた22日、サッカー男子の1次リーグが始まり、1968年メキシコ五輪以来のメダルを目指す日本は東京スタジアム(東京都調布市)でのA組初戦で南アフリカを1-0で下し、白星スタートとなった。日本は守備的に戦う南アを攻めあぐねたが、後半に久保(レアル・マドリード)が左足で決勝点を決めた。

選手2人が新型コロナウイルスに感染していた南アフリカは、濃厚接触者を多く抱え込み、18人を上限とする登録メンバーが定員割れの17人にとどまった。同組のメキシコはフランスを4-1で破った。

福島市の福島あづま球場ではソフトボールの1次リーグ第2戦が行われ、日本は延長八回の末、メキシコに3-2でサヨナラ勝ちして、前日のオーストラリアに続いて2連勝となった。

日本は二回に藤田倭(ビックカメラ高崎)の2試合連続本塁打となる先制ソロ。五回にも勝ち越したが、連投の上野由岐子(同)が七回に不運な適時打を許して同点に。無死二塁からのタイブレーク方式による延長戦の八回裏、日本は1死三塁から渥美万奈(トヨタ自動車)の適時内野安打で試合を決めた。救援の左腕、後藤希友(同)は2回を5奪三振無失点の力投だった。

南アフリカに勝利し、板倉?とタッチを交わす久保=共同

南アの堅守崩した千金ゴール

久保の左足が、勝利への道を切り開いた。

相手ゴール前に選手がびっしり9人。チーム内に新型コロナウイルスの感染者を出し、大会の準備に苦しんだ南アフリカは割り切って、FW数人だけを残して籠城作戦に出た。こうなると日本が1点取るか、スコアレスに終わるかの勝負。

日本はあの手この手で崩しにかかった。久保、堂安、三好という2列目のレフティートリオが入れ違いながら南アを崩しにかかる。外に振り、中央に差し込み、人垣を分け入ろうとするのだが、最後の最後で突き破れない。

ボールを持てているようでもあり、持たされているようでもあり、南アの狙いどおりのスローテンポなサッカーに持ち込まれた観がある。

前半、三好が抜け出したが決められず。堂安の右クロスを林がゴールへ流し込んだと思ったら、オフサイド判定が待ったをかけた。後半になるとボランチ田中が左に振った浮き球を左SB中山がダイレクトクロス。林が合わせたがGKがストップだ。

日本の打ち込みがジャブのように効き、ゴールの足音が近づき始めた71分。均衡を破ったのが久保だった。左から持ち込まれたボールを止めると、前にいるDFに構わず得意の左足を振り切る。弓なりの鋭い弾道がゴール左隅をとらえた。

「とても安堵しています。(何度かチャンスがあり)決めるとしたら自分しかない、と。南アはすごくいいチームで苦戦すべくして苦戦したけれど、自分が差を出せてよかった」。20歳のゴールゲッターはセリフまで決まっている。

ホーム開催の五輪の初陣をスコアレスドローで終わるのか、1-0で切り抜けるのかでは天と地の開きがあった。なりふり構わず守る相手を崩しきること。日本が勝ち進むために越えなければならない試練だった。

その根比べに日本は勝った。「初戦の難しさを感じながらも、選手は我慢強く戦ってくれた」と森保監督。しびれる「ウノゼロ」勝ちで、日本が白星スタートを切った。

Tokyo Olympics and Paralympics 特設サイトへ


記事一覧 に戻る 最新ニュース読み比べ に戻る