14日にはトルコリラ下落も一服し、日経平均は2万2356円と大きく反発した。長期投資家の損益分岐点といわれる52週線(2万2036円:14日時点)も1日で回復した。
ただ、東証1部売買代金は2兆円台と伸び悩み、海外ヘッジファント等とみられる短期筋による買い戻しにとどまったようだ。
海外勢が本格的に見直し買いに転じる可能性
今後の日本株はどうか。日経平均の振れ幅が大きくなりつつあるのは確かだ。もし8月後半に商いが増加するようなら、やはり三角保ち合いの上放れもあるとみたい。9月の自民党総裁選挙では、安倍晋三首相の3選見通しが濃厚だ。今後、追加の景気対策などが打ち出されれば、海外勢が本格的に見直し買いに転じるとみる。
最後に日経平均のテクニカル上の重要価格をあげておく(14日現在)。
2万4124円?2018年1月高値(年初来プラス5.9%)
2万3098円?週足のマド(2018年1?2月の急落)
2万3002円?2018年5月戻り高値
2万2764円?2017年末値
2万2553円?2018年7月末値
2万2356円?2018年8月14日
2万2036円?52週線(長期線)
2万1857円?2018年8月13日(トルコリラ急落)
2万1811円?週足のマド(2018年7月の反発)
2万1801円?半値押し(3月安値2万0617円から5月高値2万3002円の上げ幅に対し)
2万1546円?2018年7月5日終値(直近安値)
2万1425円?8月の下落平均マイナス5%(1949年?2017年)
2万0617円?2018年3月安値(年初来マイナス9.43%)
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