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――「清潔感が大事」という話は婚活現場を取材していてもよく聞きます。具体的には何に気を付ければいいのでしょうか。

洗濯がしてあって「清潔」ならばよい、というわけではもちろんありません。洋服が少しでもよれていたらアウトだと思ってください。

洋服の寿命は3年を目安にすると良いでしょう。それぐらいの年月が経つと、たいていの洋服はよれてきますし、自分の体型や雰囲気も変わるからです。当然、流行の移り変わりもあります。

暑いからといって、袖部分がだぼっとした半袖シャツを着るのはやめましょう。中年男性のたるんだ二の腕が見えることが苦手だという女性は少なくないからです。これでは清潔感は漂いません。

シャツの腕まくりにはコツがある(写真:大山さん提供)

長袖シャツを着て腕まくりをしてみてください。ちょっとしたコツがあります。まずは大きく1回まくり、その上からさらに1、2回小さくまくるのです。袖部分が軽く跳ねるような見た目に仕上げてみましょう。腕を見せる範囲は肘より手前まで。二の腕は隠すことができます。

シャツの下には必ず下着を着てください。最近、カットオフインナーと呼ばれるものが売られています。縫い目がなく、切りっぱなしになっているので、上にシャツを着てもインナーを着ていないように見えます。ネック部分が深めにできているので、第一ボタンを開けても見えることはありません。シャツの上から透けて見えないようにベージュやグレーのものを選ぶと良いでしょう。

ジャケパンにスーツの組下パンツはNG

――ジャケットは必須だと思いますか。暑いので着たくありません。

基本的にはスーツに近づくほどキレイめに見えるようになります。スーツではかた苦しい雰囲気になってしまうので、「ジャケパンスタイル」が最も無難でしょう。

暑ければ、シャツは腕まくりをしてジャケットは片手に持って移動しても大丈夫です。冷房が効いた室内ではジャケットを着てください。きちんとした大人の男性に見えます。

夏場のジャケパンスタイルでは、スーツの組下パンツを着用するのは避けましょう。濃い色のネイビーやグレーのウールパンツは暑苦しく見えてしまいます。おすすめはミディアムグレーや少し明るめのスラックスです。セレクトショップなどにはクールビズ用のボトムスがたくさん揃っています。

――ジャケパンスタイルの基本を教えてください。

ネイビーのジャケットとグレーのパンツの組み合わせが最もオーソドックスと言われています。

ネイビーのジャケットには清潔感が漂いやすいと思います。ネイビーはどんな色にも合わせやすく、体型も引き締まって見える色です。男性が選びがちな黒は、下手をすると重くてキザな印象になってしまいます。グレーのジャケットは失敗するとオジサンっぽく見えやすいので注意が必要です。


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