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前回の記事「生誕100周年 インスタ映え『スタンドミキサー』」で、実際に試してその実力を知ったキッチンエイドのスタンドミキサー「アルチザンミニ」。世界中で人気の秘密はどこにあるのだろうか。日本での販売代理店となっているシナジートレーディングの商品担当マネージャー・角涼子さんに話を伺った。

 まずはキッチンエイドの歴史からひもといていこう。キッチンエイドの誕生は1919年の米国。ハーバード・ジョンソンさんという方が、街のパン屋さんがすごく大変そうにパン生地をこねるのを見て、何かもっといい方法があるはずだと考え、約10年間、試行錯誤をして、スタンドミキサーを生み出したのがきっかけ。

 「実際に使ったご婦人が『今までこんなに役に立ったミキサーはなかったわ』と言ったことから、キッチンで役立つ『キッチンエイド』という名前が生まれました。当時の製品もデザインは今とほとんど変わらないそうです。来年で100周年を迎えます」(角涼子さん、以下同)

シナジートレーディング 営業本部 商品担当マネージャーの角涼子さん
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 日本では、業務用のキッチンエイドをFMIが展開。6.9L大容量ボウルを装備する「KSM7」などのモデルを販売している。シナジートレーディングがキッチンエイドを取り扱うようになったのは2年前。4.3Lのヘッドアップ式スタンドミキサーからだという。

 「キッチンエイドは最後に残された日本の小売市場に入ってきていないグローバルブランドと業界ではいわれていました。商品的にも素晴らしく、キッチンエイドの世界観も含めて日本の消費者の方にお届けをしたいと数年来、日本の代理店になるべく交渉を続けてきました」

 本国にコンタクトした後、アジアを管轄する組織がシンガポールにあり、そことミーティングを重ねてして契約に至った。そして2017年、アジア市場向けに開発した「アルチザンミニ」の発売に合わせ、日本市場での店頭展開やPRを強化した。

 そもそも日本ではスタンドミキサーの認知度は低い。そこでシナジートレーディングでは、グローバルで用意している動画を和訳したり、写真を用意するなどして、店頭での商品認知を強化。その結果、これまで付き合いのなかった調理機器関連の問屋でも取り扱ってもらえるようになったり、料理教室、そして、家具店や雑貨店、また、二子玉川の蔦屋家電などでも扱われるようになっていったという。

NEXT ▶「アルチザンミニ」の登場で展開が広がる
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