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▼生体認証 手や顔をかざすだけで本人確認を進める技術。顔や指紋、声などの人体の特徴を事前に登録しておけば、暗証番号やパスワードなしに体一つで決済やパソコンへのログインなどが可能となる。他人に偽造されるリスクが少ないため、セキュリティーの強化にもつながり、銀行のATMなどでも導入が広がっている。

中国ネット通販大手のアリババ集団は傘下のスーパーなどで、顔認証による電子決済サービスの導入を始めている。事前に自身の顔を登録しておけば、店内にある専用の端末に顔をかざすだけで支払いが完了する。顔の輪郭や目などの形から本人と確認されれば、アリババのスマートフォン決済「支付宝(アリペイ)」から自動的に料金が引き落とされる。

生体認証を活用したサービスは増えている。中国ネット通販大手の京東集団(JDドットコム)が展開する無人スーパーでは入店時に顔認証で本人確認しておけば、退店時に自動で支払いが完了する。アマゾンなどが販売する人工知能(AI)スピーカーは声の特徴を認識し、情報検索や自宅の家電の操作などができる。日常生活における利用は急速に広がる。



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