ニュース本文


【アナハイム=共同】米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平(24)が20日、アナハイムの本拠地エンゼルスタジアムでのアストロズ戦後に記者会見に臨み、19日の再検査で右肘に回復が認められ、投球練習が可能になったことに「すごくうれしい」と喜びを口にした上で「そこを目指してやりたい」と今季中の登板に意欲を示した。

マイク・ソーシア監督によると、19日の本拠地での練習ではバッテリー間に相当する約18メートルの距離でキャッチボールを再開したという。20日は平地でセットポジションから投げた。

当初は3段階で中程度の「グレード2」の損傷と診断された。一時は投手復帰に1年以上かかるとされる肘靱帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)が取り沙汰されたものの、大谷は「それは特にこちら側はなかったので、マスコミの方の臆測というか、そこの部分に尽きるかな」と笑顔で軽症を強調した。

今後は打者出場しながら投手でも調整する。ビリー・エプラー・ゼネラルマネジャーは登板日の前後を投手調整に充てていた故障前の形に沿って「同じようにやっていきたい」と説明。一方でマイナー戦などに登板する必要が生じれば、監督は故障者リストに入れて投手に専念させることも考慮している。



記事一覧 に戻る 最新ニュース読み比べ に戻る