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【ワシントン=鳳山太成】米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は13日の記者会見で、2019年1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)から毎回、会見を開くと表明した。これまでは年8回の会合のうち3カ月ごとに年4回開いてきた。金融政策の意図を説明する機会を増やし、市場関係者や国民との対話を円滑にする狙いがあるという。

現在は3月、6月、9月、12月のFOMC後に記者会見を開いている。会見のある会合での政策変更が慣例となってきた。毎回会見を開くことで頻繁に政策を変えやすくなるとの指摘があるが、パウエル氏は「将来の金利変更のペースやタイミングとは関係ない。(市場などとの)意思疎通の改善だけ(が目的)だ」と強調した。

FRB議長の会見は、金融危機後の対応にあたったバーナンキ元議長が政策運営の透明性を高めるため、11年4月から年4回のペースで始めた。



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