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福島県田村市の鍾乳洞「あぶくま洞」で21日、プロ野球楽天―西武戦を中継映像で観戦するイベントが開かれた。同市は最高気温33度の猛暑だったが、洞内は一年を通して約15度と肌寒い別世界。詰めかけた多くのファンは鍾乳石に囲まれた幻想的な空間で試合を楽しんだ。

楽天球団によると、鍾乳洞内での観戦イベントは球界初。楽天選手の姿がラベルになっているミネラルウオーターの採水地が田村市だったことがきっかけで実現した。

メットライフドーム(埼玉県所沢市)で行われた試合が洞内の壁に映し出され、楽天OBの鉄平さん(35)が解説。ファンらは長袖姿などで観戦、ヒットが出ると大きく盛り上がった。収容可能人数の2倍の200人以上が訪れ、数イニングごとの入れ替え制となるほどの盛況ぶりだった。

両親と来場した仙台市の阿部孝祐君(9)は「鍾乳洞に入ったことがなく興味があった。中は涼しくてよかった」と満足げだった。〔共同〕



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