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2020年東京五輪の開幕まで間もなく2年となる21日、競技が行われる千葉県と埼玉県でメダリストが参加するイベントが開かれた。「みんなの五輪を楽しんで」と呼び掛け、機運の盛り上げに一役買うとともに、堂々のメダル獲得宣言でファンを沸かせた。

千葉市の商業施設ではアテネ、北京五輪のレスリング女子銅メダルの浜口京子さんが「五輪は選手だけでなくみんなのもの。楽しんで盛り上がりましょう」とアピール。同市で競技が行われるテコンドーの岡本依子さんやフェンシングの三宅諒選手も参加した。

埼玉県越谷市の商業施設には、リオデジャネイロ五輪水泳で銅メダルの瀬戸大也選手が登場。ファンに「400メートル個人メドレーで萩野公介選手とワンツーフィニッシュを決めたい」と宣言し「現役で迎えられる五輪が東京で行われることは本当に幸せ」と語った。埼玉県の上田清司知事が瀬戸選手の名前にかけて「ダイヤもいいけど、やっぱり金がいいな」と冗談を言う場面もあった。

千葉市のイベントに来場した千葉県四街道市の高校2年、大宮央芽さん(16)はレスリング部に所属。「地元でのレスリング競技開催はうれしいし、メダリストとの交流はモチベーションになった」と笑顔を見せた。

東京五輪は20年7月24日に開幕する。〔共同〕



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