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経団連は16日、大企業が支給する冬のボーナスの1次集計をまとめた。平均妥結額は95万6744円と前年に比べて3.49%増えた。好調な企業業績を反映して2年ぶりに前年を上回り、過去最高となる。政府はデフレからの脱却に向けて経済界に3%の賃上げを要請。経団連は定期昇給やベースアップも合わせた年収で3%超の賃上げをした企業が多いとみる。

経団連が東証1部上場で従業員500人以上の75社分を集計した。今回の集計では冬のボーナスを春季労使交渉で決めた企業が主な対象で、2018年3月期の業績が反映されやすい。最終集計を12月下旬に公表する。

製造業は3.31%増の94万8013円、非製造業は8.30%増の120万7875円となった。自動車や機械金属、食品などの妥結額が高かった。全12業種のうち紙・パルプとセメントの2業種では減額となった。



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