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日本学士院は12日、生物が自分自身の体を食べるオートファジー(自食作用)の解明でノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典・東京工業大特任教授(73)ら9人を新会員に選んだ。
人文科学部門は、西洋近世史学の深沢克己・京都産業大客員教授(69)、ドイツ文学・ドイツ思想史の松浦純・東京大名誉教授(69)、哲学の伊藤邦武・龍谷大教授(69)、経済法の根岸哲・神戸大特命教授(75)、知的財産法の中山信弘・東大名誉教授(73)、経済学の大塚啓二郎・神戸大特命教授(70)。
大隅氏以外の自然科学部門は、有機合成化学の鈴木啓介・東工大教授(64)と水環境工学の丸山利輔・石川県参与(85)。
学士院の会員は、顕著な業績を挙げた科学者から選ばれる特別職の国家公務員。年間250万円の年金を受け取る。会員は計136人となった。〔共同〕