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第三銀行(三重県松阪市)は12日、営業担当の元行員の男性(25)が、顧客13人の預金計約132万円を流用していたと発表した。既に全額弁済された。顧客は被害届を出さない意向で、同行は告訴しない。

第三銀行によると、元行員は2017年10月から今年9月にかけ、顧客13人の定期積金の掛け金や普通預金の出入金の一部を流用。発覚時、約132万円のうち63万円を自身で補填していた。調査に対し「ローン返済やクレジットカードの支払いに使った」と認めた。

顧客の1人が「定期積金の残高満期の案内が来たが、残高が合っていないので調べてほしい」と問い合わせ、発覚した。

同行は10月25日付で懲戒解雇処分とし、谷川憲三会長と岩間弘頭取を減給処分とした。「厳粛に受け止め、再発防止、信頼回復に向け、全行を挙げて取り組む」とのコメントを発表した。〔共同〕



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