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関西電力は18日、神戸市や神戸大などと組み、三宮地域の人の流れを「見える化」する実証実験を始めると発表した。対象地域は100ヘクタールで国内最大規模。約150カ所に赤外線センターを置き、人の流れや数などの情報を地図にリアルタイムで表示してイベントの開催効果などを把握する。今年度末まで実施し、実験結果を市が今後の街づくりなどに生かす。

赤外線センサーで計測したデータを、関電の通信子会社ケイ・オプティコム(大阪市)が提供する低消費電力で広範囲の通信が可能な技術を使い収集する。解析は神戸大の技術を使う。天候、曜日、時間帯別の変化やイベント開催前後の変化などをかけあわせた分析をする。

関電は地域に根ざした企業として街づくりを重視。都市から収集した様々な情報を活用して課題を解決するノウハウの確立を目指し、神戸市と今回の実証実験を進める。



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