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右膝の故障から4カ月ぶりに復帰したナダルが不安を吹き飛ばす強さを見せている。地元オーストラリアの期待の若手を一蹴した3回戦に続き、この日の4回戦でも元世界ランキング4位のベルディハを寄せ付けず。4戦連続のストレート勝ちで3年連続のベスト8に駒を進めた。

ビッグサーバーのサービスを次々と破り、第1セットを6-0で先取。第2セットも1ゲームしか許さず、第3セットのタイブレークも危なげなく取り切った。

昨年9月の全米オープン準決勝で途中棄権し、前哨戦のブリスベン国際も直前に出場を取りやめた。回復具合が心配されたが「戦う準備ができたからここにいる。試合に臨むときにはポジティブなことしか考えていない」とナダル。

ツアーを離れている間にサーブの改善にも取り組んだ。詳細は語らないが「スピードを上げるための修正。数カ月練習しているので自信を持って打てている」という。

四大大会で唯一、複数回優勝していないのがこの全豪。勝負の後半戦に向け、期待の膨らむ充実ぶりだ。(吉野浩一郎)



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