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静岡県がまとめた静岡空港(同県牧之原市)の8月の搭乗者数は、前年同月比23%増の5万3618人だった。夏休みシーズンも堅調に推移した。国内線の搭乗者数は13%増の4万9349人で、8月としては過去2番目を記録した。
国内線はお盆時期の台風の影響などで43便が欠航し、就航率は94%にとどまった。一方、搭乗率は78%と高水準を維持した。
フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)は静岡空港で運航する全路線が前年同月比でプラスとなり、北海道の新千歳線と熊本線は8月として過去最高の搭乗者数だった。全日本空輸(ANA)では7月から運航している沖縄線が引き続き好調だった。
国際線は韓国・チェジュ航空のソウル線のみ運航しており、8月は4269人と7月と同水準だった。国際線は19年同月比で9割減だが、今月24日から中国東方航空の上海線が週2往復で再開する。県担当者は「訪日客への期待も高まる」と話す。