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3日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は前日比230円ほど安い3万9600円近辺で小動きとなっている。短期筋の株価指数先物の売りが重荷となるなか、銀行や海運などバリュー(割安)株に物色が向かい下値を支えている。13時に公表した今期の株主還元方針が評価された伊藤忠が買いを集めた。商社株に買いが広がり、三菱商や三井物もきょうこれまでの高値をつける場面がある。
日本時間今夜に3月のADP全米雇用リポートの公表を控える。市場では「米雇用情勢の力強さが意識されると米利下げの時期が遠のく可能性があり、ここから株式に積極的な買いは入れにくい」(国内証券)との声がある。
14時現在の東証プライムの売買代金は概算で3兆2079億円、売買高は11億9367万株だった。
任天堂やTOTOが下げ幅を拡大している。一方、住友ファーマやDOWAは高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕