ニュース本文
石油資源開発は北海道の沖合で2026年3〜5月、天然ガスの埋蔵量を確かめる試掘調査をすると発表した。地質構造のデータをとるほか産出のテストをして、採算に合うガスの量があるか見極める。国際情勢に左右されにくい国内の資源として商業生産を目指す。
北海道の日高地域の沖合50キロメートルほど、水深約1000メートルの地点で掘削船を使って海底を730メートル掘る。同地点ではこれまで政府の調査により、天然ガスが眠っている可能性が高いことが分かっているという。
今回の調査で十分なガス量がありそうだと判断できた場合、追加の試掘で採算性をさらに評価する。最終的に商業生産につなげる。
石油資源開発は国内外で石油や天然ガスの採掘を手がけている。同社が主導して国内の沖合でガス田を開発するのは18年ぶりになるという。