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三菱電機は3日、空調機器を製造・販売する仏エアカロを買収したと発表した。買収額は数十億円。同社は冷媒の使用を抑えられる水循環型の空調機器に強みを持つ。買収をてこに、冷媒の規制が強まる欧州で販売を伸ばしたい考え。
三菱電機のイタリアとオランダの製造販売子会社を通じ、2日付でエアカロの株式を取得した。同社は水循環型空調機器に使う室内機を製造し、施工業者の負担を減らせるよう部材などをパッケージにした製品を得意とする。
三菱電機は2023年度に欧州の空調事業のうち水循環型空調機器が占める割合は3割だった。欧州では環境に配慮した製品の需要が高まっていて、25年度には比率を4割に高める。