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【プレスリリース】発表日:2024年07月11日
医薬品原薬・中間体市場に関する調査を実施(2024年)
2024年度の医薬品原薬・中間体市場は5,050億円と予測
〜低分子医薬品向け原薬・中間体需要は堅調、高薬理活性原薬・中分子医薬品向け原薬は拡大期待〜
株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、国内の医薬品原薬・中間体市場を調査し、市場動向、参入企業動向、将来展望を明らかにした。
1. 市場概況
2024年度の国内の医薬品原薬・中間体市場規模(製造受託企業の販売金額ベース)を5,050億円と予測する。国内の医薬品原薬・中間体市場は、引き続き低分子医薬品向けの原薬・中間体の需要が底堅いことや、製薬企業が医薬品製造を外部委託する傾向が続いていることなどから堅調に推移している。
一方、医薬品原薬・中間体製造受託企業では原料費や電気代、輸送費などの各種費用のコストアップに加え、薬価改定による最終製品(医薬品)の価格下落による製造受託単価の伸び悩み、人材確保などといった課題もある。
2. 注目トピック
■中分子医薬品の成長に期待
中分子医薬品の明確な定義はないものの、分子量が500から数千程度と低分子医薬品と高分子医薬品の中間に位置する医薬品である。中分子医薬品は、低分子医薬品に比べて特定の分子と結合するため薬剤の標的を明確に出来る特長があり、核酸医薬品やペプチド医薬品などが代表例である。新たなモダリティ(創薬技術)開発は、スタートアップ(ベンチャー企業)への資金流入の停滞などにより、足元の成長は足踏み状態にあるとみるが、中分子医薬品の開発進展に伴い市場拡大が期待できると考える。
※以下は添付リリースを参照
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添付リリース
https://release.nikkei.co.jp/attach/674707/01_202407111109.pdf