ニュース本文
ロイター通信は12日、ロシア国営石油大手ロスネフチがインドの石油精製大手リライアンスに日量50万バレル近くの原油を供給することで合意したと報じた。契約期間は10年で、世界の供給量の0・5%に相当。両国間で過去最大規模のエネルギー取引になるという。
インドはロシアの伝統的友好国で、ロシアの原油購入を通じてウクライナ侵攻の戦費を下支えしている。新たな合意により両国の経済的な結びつきが一段と強固になる。
ロイターによると、契約額は現在の市場価格で年130億ドル(約2兆円)に相当する。今回の合意に基づく供給は来年1月から始め、価格と供給量は毎年見直すことにしている。
ロシアが2022年2月にウクライナに侵攻を開始した後、インドは日米欧の経済制裁で余ったロシア産原油の輸入を大幅に増やしている。(共同)