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トランプ次期米大統領は12日、タイム誌恒例の「今年の人」に選ばれたことを記念して、ニューヨーク証券取引所で取引開始の鐘を鳴らした。妻のメラニアさんと並んで笑顔を見せ、背後のスクリーンにはトランプ氏が飾ったタイム誌の表紙が映し出された。

トランプ氏は鐘を鳴らす前に演説し、米国で製造する企業の法人税の減税や石油増産を通じて「誰も見たことのない強い経済をつくる」と意気込んだ。

タイム誌の編集長は声明で選出理由について、トランプ氏がポピュリズムや政府機関への不信感を巧みに利用して返り咲きを果たしたと指摘。「政治状況の再編をけん引し、大統領職の在り方と世界での米国の役割を変えた」として影響力の大きさを強調した。（共同）