ニュース本文


共同記者発表に臨む石破茂首相(左)とインドネシアのプラボウォ大統領=11日、ジャカルタ南方ボゴールの大統領宮殿(共同)
共同記者発表に臨む石破茂首相(左)とインドネシアのプラボウォ大統領=11日、ジャカルタ南方ボゴールの大統領宮殿(共同)

石破茂首相は11日、インドネシアのプラボウォ大統領と首都ジャカルタ南方ボゴールで会談し、首相は会談後の共同記者発表で、インドネシアの人材育成や防災分野への支援を継続する意向を表明した。

日本外務省は同日、インドネシアの行政官の育成を支援するため、約70億円の円借款を行うことで同国と合意したと発表した。

また、首相は共同記者発表で、貧困対策の一環としてインドネシアが注力する学校給食制度の普及に向けて「日本の経験を活用し、給食研修や専門家派遣を行う」と説明。プラボウォ氏は「インフラ開発やエネルギー安全保障など、多様な分野で有意義な話し合いをした」と総括した。

一連の外交日程を終え、インドネシアのスカルノ・ハッタ国際空港から帰国の途に就く石破茂首相。左は妻の佳子さん=11日(共同)
一連の外交日程を終え、インドネシアのスカルノ・ハッタ国際空港から帰国の途に就く石破茂首相。左は妻の佳子さん=11日(共同)

首相は11日午後、政府専用機でインドネシアを出発し、12日未明に日本に帰国する予定だ。

エネルギー安保で重要性増すインドネシア「日本の関与歓迎」

「法の支配」による国際秩序の重要性再確認

新興国連携強化図るインドネシア 注目されるバランス外交



記事一覧 に戻る 最新ニュース読み比べ に戻る