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 岡山市は26日、北区野田に建設を計画している新アリーナ事業の基本計画を発表した。昨年11月に公表した素案から、運営などで年間2億500万円の費用がかかることなどを新たに示した。

岡山市役所
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 費用の主な内訳は、維持管理費に5100万円、運営費に6600万円、光熱水費に5900万円など。開業準備費として2700万円も見込んでいる。2022年の基礎調査では約1億5000万円と算出していたが、アリーナの規模が拡大したことなどから修正した。

 基本計画では、アリーナの延べ面積は約1万3300平方メートルで、5000席以上の観客席があるメインアリーナなどを備える。岡山県内のプロスポーツチームの試合会場として使用するほかに、コンサートや展示会などのイベントを積極的に誘致するとしている。

 総事業費は約145億円で、市は建設費用の一部負担を県に求めているが、交渉は停滞している。

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