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パリオリンピックは2日、柔道女子78キロ超級が行われ、東京大会の金メダリスト素根輝(24)(パーク24)が、1回戦で世界ランク33位、34歳のリシェルアニタ・ソピムベラ(カメルーン)に合わせ技で一本勝ち。女子78キロ超級では史上初となる五輪連覇の偉業に向けて好発進した。
試合は、積極的に攻める素根に対し、開始1分41秒と2分46秒にソピムベラが指導を受ける。3分16秒に素根が、浮き落としで技ありを奪うと、そのままけさ固めで抑え込み。3分26秒、合わせ技で一本勝ちとなった。

素根の初戦の相手、カメルーンのソプムベラは、子供のころ、空手などの格闘技にあこがれていたが、両親の反対もあり、その道に進むことはなかった。大学生だった22歳ごろ、ハンドボールをやっていたが、当時スカウトされ、柔道を始めたという遅咲き。オリンピックは初出場。今年の世界選手権は17位となっている。
