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2025年12月、東京・銀座に「バシャコーヒー(Bacha Coffee)」がオープンした。創業115年を誇るモロッコ・マラケシュ発祥、世界最大級のスペシャリティコーヒーブランドの日本初旗艦店である。
コーヒー好きを自負する私(佐藤)も実際にお店に行き、テイクアウトでホットコーヒーを購入したところ、思いもよらない形で提供されて戸惑ってしまった。ゴージャスな装飾を施した紙トレイで渡されたのである。さすが世界規模の高級店、スタバさえ行く頻度の低い私はビビってしまった……。
・紙トレイでテイクアウト
昨年12月にオープンして以来、お店には毎日長蛇の列。あえて週末を避けて月曜昼に訪ねたにも関わらず、常に10人以上が並んでいる状況だ。カフェを併設しているのでその列かと思いきや、ドリップコーヒーなどの物販とテイクアウトで並んでいるのである。その理由については後述しよう。
それで、まずは購入後の私の様子をお伝えすると、片手に購入品の紙袋、もう片手にコーヒーカップの乗った紙トレイを携えているのだ。これで外を歩くのは少々恥ずかしい。まるでコーヒーショップで商品購入後に席を求めてトレイを持ったまま店外に出てしまった人みたいじゃないか……
でもまあ、提供がこの形なので仕方がない。紙トレイで出されるのにも理由があるので、それも後ほどお伝えしよう。
・価格もスペシャリティ
購入までかかった時間は30分ほど。なぜ時間がかかるのかというと、接客と提供が丁寧だからだ。ギフトとして購入する人が多く、それにふさわしい包装をしてくれるために時間がかかるのである。
私はとくにギフトを贈る相手がいるわけではない。ただコーヒーを飲みたかっただけだが、店内の商品を見て、すぐに場違いだったと思い知らされた。だってドリップコーヒーが4400円だからね! 12袋入ってこのお値段、1杯約366円。喫茶店で飲むような価格ですぞ、ドリップなのに。
では豆を買おう思ったら、こちらもキャニスター付きだと6900円! ものによって価格は異なるが、だいたい100グラムで2500円~といった感じ。
普段コメダ珈琲店の180グラム1000円の豆で満足している私には、ちょっと手が出ないなあ……。
ならばと思い、テイクアウトすることに。コーヒーは1杯1200円だから、まあスタバを2杯飲んだつもりで頼むことにした。店頭のショーケースにはクロワッサンやケーキ類が並んでいて、それらも持ち帰ることができる。
コーヒーは「シングルオリジン」「デカフェ」「ファインフレーバー」で全29種類もある。名前だけ見ても味の想像がつかないな。
味がわからないのでお店の人に「濃いものが好みなんですけど」と相談すると、「モンスーンシークレット」というインドのものをオススメされた。言われるがままに、それを頼むことに。ちなみにクロワッサンとセットにすると150円割引になった。
そのほかにも注文カウンターにテイクアウトのメニューの表がある。こっちは「ファインプレミアム」という種類のもので、安いものは1700円~だ。
その最下段を見ると……、「パライソゴールド」は2万円! え!? 2万! テイクアウトのコーヒーで1万円札が2枚も必要ってマジかよ!
・クロワッサンはおすすめ
そんなわけで価格に驚きながら、テイクアウトを受け取って店を出た私。
なんか緊張するなあ、スタバのカップを持ち歩いている人は時々見かけるけど、バシャコーヒーのトレイを持って歩いている人はほぼいない。というか私だけだな。
実はお店の奥のテイクアウトコーナーで飲むこともできたっぽい。そうと知らずに私はそそくさと店を後にしてしまったのだ。まあいいか、公園でベンチに腰をおろしてコーヒーを楽しむとしましょう。
さすが世界的なブランドだけあって、紙カップのデザインがおしゃれ。これだけですごく上質なコーヒーの雰囲気を味わえる。
カップのフタを開けて覗いてみると、液面にオイルが浮いていることがわかる。これは豆が新鮮かつ深煎りであることの証、「コーヒーオイル」ってやつではないだろうか。
それは良いけど、量がちょいと少ないような~……。安くて大量に飲めるマンモスコーヒーが脳裏をよぎったが、そもそも比べること自体が無粋(ぶすい)だな……。
はたして、飲んでみると。
美味い! ……と思う。ほんとはわからん、コレが美味いかどうかはよくわからん! コーヒーは濃い方が好きだけど、自分の思う濃さとちょっと違うんだよな。たしかに口当たりに重さはあるけど、後味はスーッとひいて余韻がない。
好みは口の中がザラつくようなドッシリとした味だったので、望んだ味と違うから戸惑ったんだと思う、うん。
カップと一緒について来たのは、バニラビーンズ入りの「シャンティクリーム」だ。これは油分が少なく、コーヒー本来の味を損なわないクリームとのこと。
入れて飲むと、ますます私の求める重さから遠ざかって、さらに上品で軽やかになった。美味しいんだけどね。好みではないんだなあ……。
それからシュガー付きのスティックも添えられている。
甘いコーヒーが好きな人はコレでかき混ぜつつ、味を見ながら好みの甘さに調整すると良いだろう。クリームとシュガースティックが付いて来るから、トレイで提供されるようだ。なお、アイスコーヒーの場合はオリジナルのガラスストローが付くそうだ。
一緒に購入したクロワッサンは帰宅後に頂いた。公園で食べるとハトが来ちゃうのでね。
クロワッサンはべらぼうに美味しかった! もしかすると、今まで食べたクロワッサンの中でトップ5に入るクオリティかも。表面は「焼きたてか?」と思うほどサクサクで、生地の歯ざわりが良い。
芳醇なバターの香りが食欲をそそる。あいにくサイズは小さいので、一瞬で食い終わってしまうのが残念だけど、450円の価格に見合う、いや安いとさえ感じるレベルの高さである。
そんなわけで、バシャコーヒーでテイクアウトをお考えの人は、紙トレイで渡されることを覚えておいてほしい。晴れた日なら公園で飲むのも良いけど、雨の日は用心した方が良いだろう。いずれにしても、クロワッサンはおすすめだぞ。
遠方の人は通販で商品を買うと良いだろう。選び切れないほどの種類の豆を売ってるぞ。
・今回訪問した店舗の情報
店名 バシャコーヒー 銀座
住所 東京都中央区銀座5-6-6
時間 11:00~21:00



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