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日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長(48)は10日、大阪・パナソニックスタジアム吹田で日本代表の国際親善試合パラグアイ戦後に取材対応し、不祥事で7日に技術委員長を解任された影山雅永氏について言及し、謝罪した。 宮本会長は、厳しい表情で「たくさんのサッカー関係者の方に多大なるご心配、ご迷惑おかけしていることを、あの…まずお詫びしたいというふうに思ってます。絶対に許容できないものだと思ってます」と言葉を絞り出した。影山氏とは電話で話したと明かした会長。後任については「できるだけ早い時期にとは思ってます」と話すにとどめた。 宮本会長との主なやりとりは以下の通り。 ――影山氏の件について改めて。 「まずやっぱり…たくさんのサッカー関係者の方に多大なるご心配、ご迷惑おかけしていることを、あの…まずお詫びしたいというふうに思ってます。起こったことに関しては、サッカー界としては、あの、絶対に許容できないものだと思ってます。これまでもいろいろとコンプライアンスとかガバナンスのところをやってきましたけれど、もっとしっかりとそこに取り組んでいくということで何を取り組むのか、何を改善するのかっていうところをしっかりと話し合うようなグループを立ち上げるような、そんな準備はしていきたいと思います」 ――協会としてはあの契約解除したわけですが、どういった根拠で契約解除に至ったのか。 「影山さんとの契約の中に、こういうことがあった場合に契約を解除できるという条項があります。今回の件はそこに合致するということを理事会で判断したっていうところになります」 ――被疑事実の特定はどのような形で。 「被疑事実というものではなくて、文言を詳しくは言えないですけれども、今回の被疑事実ではなくても、そこに合致したということです」 ――最初にこの事案を聞いた際の率直な感想は。 「許容できないものであると。はい」 ――後任人事のメドは。 「できるだけ早い時期にとは思ってます。はい」 ――来年のワールドカップもあって、その後の監督人事とかにも影響してくるポストだと思うんですけど、そのあたりは。 「もちろん、そういういろんな影響があると思ってますから、できるだけ早く後任の人を決めたいと思います」 ――先日の(協会の)会見からより詳しく言える範囲でいいので、分かっていることあれば。 「いや、あの…やっぱり事実確認をしなければいけないという段階だと思ってます。で、そこに関してはまだできていないので、まだ会見よりも詳しいことを把握できているという状況ではないです」 ――会長は本人とは話ができたんですか? 「電話で話しました。はい」 ――どんな様子だったとかは。 「憔悴していましたし、はい…申し訳ないという言葉でした」 ――ワーキンググループというのはどういう人選で。 「例えば再発防止とかですね、コンプライアンス、ガバナンスを強化していくためにいろいろと考える。そういうグループです」