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2025年12月8日に20周年を迎える『龍が如く』。その記念として、シリーズ初となる大型展示会“龍が如く冠婚葬祭展”が東京と大阪で開催される。
長い時間とともに人間の熱いドラマを見せつけてきた『龍が如く』らしさの表現として、展示会のテーマは“冠婚葬祭”。その名の通り、冠、婚、葬、祭で大きく分けられたコーナーを巡っていく企画である。
2025年11月28日から始まる東京会場開催に先駆けて、プレオープンイベントが実施された。4エリアの様子をお届けしていこう。
冠婚葬祭ということで、取材に来たミス・ユースケ(左)とトニオ國崎(右)はスーツで参加。スタッフさん以外はカジュアルな服装の人が多かったので、めちゃくちゃ気合の入ったファンに見える。まぁお祭り企画なのでいいでしょう。
※本記事は撮影写真や展示内容にシリーズのネタバレが含まれています。
【冠エリア】シリーズメンバーが熱いお出迎え。「誓って殺しはやってません」もある名言カードコーナーは時間泥棒
キャラクター紹介やシリーズ年表など20年の軌跡を振り返るエリア。まずは歴代作品のダイジェスト映像が流れた後、桐生一馬役を務める黒田崇矢さんからのメッセージに感じ入る。「兄弟たち! 行くぞぉ!」と開幕から熱い言葉をかけられて入場。春日、秋山、伊達、足立など数々のキャラクターから迎えられて入口をくぐり抜けていく。
つぎに見えてくるのは、『龍が如く』シリーズの名言、名場面をカードにした“100の名言コーナー”。代表的なシーンをはじめ、いろいろなセリフが書かれたカードを手に取って撮影できる。
中には「俺は誓って殺しはやってません」、「よろしくミチ~!」など、これも入ってるのかよとツッコミを入れてしまいそうなものも混ざっている。お気に入りのセリフを探すだけでもけっこう時間が飛んでいきそうだった。
実はこのエリアでは撮影禁止の物も展示されていた。もちろん取材に来ていたメディア陣も撮影NGだったので、何があるかは来てからのお楽しみ。
【婚エリア】各会場15名限定の疑似結婚式を披露。等身大パネルは描き下ろし
結婚式場を模したエリアでは桐生一馬や真島吾朗、春日一番など11キャラクターの等身大パネルを展示。写真を撮影して愛する人と結ばれる……という体験を楽しめる。
「会場で撮るのが恥ずかしい……」という人には、描き下ろしキャラと結婚式のような写真を撮影できるコンビニプリントARフォトフレーム(1000円[税込])も販売されている。デジタルデータで保存もできるので、自分の納得がいくまで撮影してみるのもいいだろう。
さらに、各会場限定15名で結婚式の擬似体験ができるスペシャルパッケージプランも登場。価格は16万5000円[税込]。抽選応募形式であり現在は終了済み。
プロによるヘアメイクと写真撮影、衣装の提供、グッズとして販売予定の婚姻届&離婚届、写真プレゼント(レタッチされた写真+台紙セットを後日お届け)、友人10名分の招待券など、結婚式体験を本気でやるためのセット内容だ。
プレオープンイベントでは、一般の方に来ていただいて実際の結婚式を披露。お相手はハン・ジュンギ。レッドカーペットを歩いて写真を撮って楽しむ光景はとても微笑ましい。擬似体験でも全力でやるからこそいいのだ。
【葬エリア】散っていった男たち……。イベント限定のボイスも
命を燃やした男たちを弔う特別コーナー。過去には“散った男たち展”という追悼企画もあったが、これまでよりもパワーアップした葬儀体験が展開されるという(編注:パワーアップした葬儀体験って何なんだ)。
取材時に行われていたのは錦山彰の葬儀。『龍が如く8』の姿の桐生パネルも置かれていた。イベント限定のスペシャルボイスも流れており、キャラボイスは時期に応じて変わる予定。ほかにも郷田龍司、峯義孝が用意されているようだ。錦の語りは彼のことを考えると少ししんみりしてしまった。彼らのメッセージを聞けるいい機会である。
【祭エリア】東城会本部の集合シーンを撮影可能。足立や柏木の若かりし頃のパネルも
作品と契りを交わす特別コーナー。名場面のフォトスポット、来場者のメッセージボード、登場キャラの20歳時のパネルなどが並ぶ。
フォトスポットはバラエティに富んだラインアップで、『龍が如く8』の絆技、『龍が如く0』の札束バラまきやカラの一坪。さらには東城会本部のセットなど、記念撮影が楽しいエリアだった。東城会本部のブースは複数人なら話し合いっぽい画が撮れそうだし、思い切って会長席で撮ってみるのもよさそうだ。
ここでの大型パネルは、20歳だったころの桐生一馬、真島吾朗、峯義孝、足立宏一、柏木修の5名が揃ったもの。おじさんではなくまだ爽やかな青年時代の足立はなかなか珍しいビジュアルだ。
柏木さんの様子がおかしい。ひとりだけノリが違う。
義理と人情、礼儀に厳しい男も若いときはこうだったのか……。柏木さんのデザインが発表されたときは「あれは何?」と、ネットでも話題になっていた。まぁたしかに意外ではある。
現場には龍が如くスタジオの制作総指揮・横山昌義氏が見学に来ており、展示物についてコメントをしていた。柏木は吉川晃司さんの『モニカ』のイメージだったという。
「みんな若いなぁ」とデザインを見ていて思うが、どうしても柏木に視線が吸い寄せられてしまう。特徴的な顔の傷は何歳のときに付いたものなのだろう……。
最後には横山氏への囲み取材が実施された。作品の今後の方向性について訊かれたときに、『龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties』に「これからの方向性を指し示す大きなヒントが隠されている」といった衝撃発言が飛び出した。それはまだ発表されていない情報で、龍が如くスタジオがこれから何をやりたいのか、プレイしてみるとわかるという……。2026年2月12日の発売日が楽しみである。
20周年記念『龍が如く』冠婚葬祭展 開催概要
【東京】
開催期間:2025年11月28日(金)~12月22日(月)
開催場所:渋谷 BEAM 4F BEAM ギャラリー(東京都渋谷区宇田川町31-2)
開場時間:平日 11:00~21:00/土日祝 10:00~20:00
【大阪】
開催期間:2026年2月6日(金)~2月24日(火)
開催場所:大阪南港 ATC Gallery(大阪市住之江区南港北2-1-10)
開場時間:全日 10:00~19:00
※各会場の入場は閉場の30分前まで。
【チケットについて】
イベントは場内の混雑緩和のため、すべての日程で販売枚数に上限を設けた“日時指定制”でのチケット販売となる。東京会場の前売券は販売終了。なお、開催以降は枠が空いている日時のみ専用サイトにてチケットを販売予定。
大阪会場のチケットはローソンチケットにて2026年2月5日(木)23時59分まで販売中。日時指定の空き枠が発生した場合は、会場にて当日券が販売される。
【価格】
前売入場券:2,600円
一般入場券(東京):2,800円
当日入場券(大阪):2,800円