[bt-ml:00479] Re: qrコードの作成と、ラベルへの印刷について


2011/05/05 13:46:16

  今日は浜松の秡川 (はらいかわ) です。

 丸山さんこんにちは。内田さん音声コードの紹介ありがとうございます。

寸法と重さは、携帯電話のアダプターとしてはちょっと大きいくて思いし、外部電源まで必用ということなのでしょうか。

 くわしい情報がないのでわからないのですが、写真から読み取れる範囲で説明しますと、形状はコンビーフ缶を縦・横・高さすべて倍にしたくらいの大きさに見えます。

 缶の上面に携帯電話を載せるために面積が必要となり、印刷物との厳密な適正距離を保つために高さが必要になっていると思います。

 電源が必要なのは、これは写真からはわかりかねますが、LED 光源を内蔵していて、環境光の照明条件に左右されずに読めるようになっているのだと思います (僕ならそうする) 。
携帯電話の充電アダプタを載せ台にとられてしまうので、載せ台自体を充電台にしてある (たぶん) 工夫は感心できます。

ネットワーク機器である携帯電話の特性も生かせますし。

 はい。長期保存が必要ないなら、それほど QR コードを高密度にするのはやめて、Q-Touch で Twitter (のようなショートメッセージのシステム) に自動で投稿し、そのアドレスだけ印刷してもいいですね。

SPコードと音声コードについては、技術的なことはぜんぜん存じ上げませんが、商標やライセンスの問題もあるようでして、

 ビジネスモデルとして、むつかしいんでしょうね。

 廣済堂さんとは、事情で最近やりとりができていないのですが、ねんきん定期便などにまで採用される過程では、担当者の相当な普及活動があったと思います。
僕はその事情や、国際標準化活動も知ってはいますので、後発の互換機がそれを読んでしまう、というのは、すこし切ない気持ちがあります。

 そのうち、かなりいい加減な距離や照明や手ブレでも読み取れる程度には携帯カメラの認識性能も上がってくるでしょう。いまはそんな
プロセッサを積んだらあっという間に電池がなくなってしまいますから、そういった意味では、高密度二次元コードはすこし早すぎたのかもしれないです。

 反面、情報本体はネットワーク上にあって、差し棒だけを渡せばいい世の中にもなってきていますから、そういう意味では遅かったかもしれないです。

 でもこういう実証機ができないと世の中は変わっていきませんから、いいことだと思っています。
願わくば、パイオニアとなった会社に充分な利潤が還元され、後発のメーカといっしょに智慧を出し合い、どちらも生き残ってくださるといいなと思います。


(以下は署名と引用です)
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筑波大学大学院システム情報工学研究科 学術情報メディアセンター
秡川 友宏 (haraikawa@cc.tsukuba.ac.jp)
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