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 【カイロ=佐藤貴生】ケニアで大統領選の開票結果は虚偽だとする野党支持者らの抗議活動が続いている。ロイター通信によると、同選挙で敗れた野党指導者、オディンガ氏(72)は13日、支持者らに「あす(14日)は仕事はなしだ」とストライキを呼びかけた。13日現在、警官隊との衝突などで野党支持者ら少なくとも24人が死亡、93人が負傷している。

 2007年の大統領選後には不正疑惑を受けて1200人が死亡、60万人が避難民となる悲劇が起きた。今回は局地的なものにとどまっているが、背景には民族同士の対立感情がある。

 選管当局が11日に54%を得票し勝利したと発表した現職、ケニヤッタ大統領(55)は、国内最大民族キクユの出身だ。一方、得票率45%に終わったオディンガ氏はルオ族の出身だ。

 10年前の大規模騒乱は、ルオ族などが各地でキクユ族を襲撃する形で深刻化。今回、警官隊と住民が衝突しているのも西部キスムなどルオ族が多い地域で、平等に扱われていないとの不満がくすぶっているといわれる。一部の警官が暴行や略奪を行っているとの情報もある。選管は票の集計は公正だったとしている。



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