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<ロ・楽4>楽天先発・内(撮影・村上 大輔) 拡大
<ロ・楽4>楽天先発・内(撮影・村上 大輔)

パ・リーグ 楽天4―1ロッテ(2024年4月27日 ZOZOマリン)

 今季から先発に転向した楽天・内星龍投手(22)が先発として初白星を挙げた。

 自己最長の7回を1失点に抑えると、無得点に抑えられていた打線は8回、小郷以下の4連打で4―1と逆転に成功。そのまま逃げ切った。

 4月24日が22回目の誕生日だった内は自らの右腕で、今季初白星をたぐり寄せた。ちなみに、この日は3歳年上の西垣にスシをごちそうになったという。

 登板前日の26日、内は「早く(今季初勝利が)欲しいですけど。ただチームの勝ちが優先というか、そちらの方が気持ちは強いですね」と話していた。

 先発として初白星を挙げ「初回は結構自分の球を投げたんですけど、2回目以降やっぱりちょっと熱くなってきた部分もあって、ちょっとスピード自体も遅くなって。ちょっと捉え出しされたんすけど、そこは何とか変化球で粘って、投球できたかなとは思います。―ストライクとボールがはっきりと分かれていた」と振り返った。

 「キャッチャーの光さんと特に高さだけは注意しようという話をしてた。やっぱり風が強いので、何があるかわからない。そういった部分があったので、しっかり低めに上げようと思った。そこができて良かった」と安どの表情を浮かべた。

 各球場の中でも特に風の強いZOZOマリンでのマウンド。「いわゆるホップ成分がすごく良い数値が出てる。自分の武器である真っすぐがしっかり投げれてきたので、そういった部分がフライが多くなった」と分析した。

 島内の打席では「神様、打ってください」と祈るような気持ちだったといい、「やっぱり投げてる最中はあんまり感情移入はしないようにはしてるんすけど、野手の方々を見ると、自分自身も頑張らないとという思いが出てくるので。そういった部分が影響なのかな」と逆転に力をもらった様子。

 自己最長の7イニングを投げ、「体力面はあんまりないんすけど、やっぱりもっと長いイニング投げていくにはストライク率も上げていかないといけない。体力面というよりは、もっと技術も向上していかないといけない」と引き締めた。



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