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「学生時代に力を注いだこと」というたった1つの質問に対するやり取りだけで、学生が会社の一員たるにふさわしいか否かがわかってしまうものなのです。そのため、人に語れるエピソードを持ち合わせない人は落ちることになります。

●特徴3:表現力が乏しい

どんなに能力があり、それを証明できるエピソードがあったとしても、それを伝え、表現できなければないのと一緒です。そのため、表現力に欠ける人は落ちます

対面での選考の場合には、特に「印象」や「雰囲気」が大切です。たとえば「自信なさげ」「オドオドしている」「しょんぼりしている」「暗い」「気持ちが伝わってこない」や、逆に「自信過剰」「自分をよく見せようとしている」「暑苦しい」「押し付けがましい」といった雰囲気を醸し出す人は要注意です。

実際、私がアドバイスしている学生たちをみても、人気企業にパスしている学生の共通点は「印象」のいい人です。同じ内容を話していても、生き生きと語れる人とのやり取りは楽しいし、思わず引き込まれてしまいます。

逆に淡々としか話せない人や、元気のよさが伝わらない人に魅力を感じる人は少ないでしょう。学生の皆さまも、会社説明会などで「雰囲気が暗い人」ばかり出てくる会社に魅力を感じることはないのではないでしょうか。

企業の人事もまったく同じです。「誠実」「快活」「元気」「楽しい」「生き生きしている」「堂々としている」「気遣いができる」という人が好感を持たれるのは、学生、人事担当双方にいえます。そのため、表現力、中でも特に「印象」のよくない人は落ちることになります。

「少しの努力」があなたを大きく成長させる

では、欠点を克服するためには、何が必要なのでしょうか。3つの視点から「対策」をご説明します。

●対策1:求める人物像に合致しないことに対する対策

応募企業の求める人物像に合致するためには、「応募企業の求めるスペック・タイプを想定する」「自分のスペック・タイプを知る」ことが大切です。

そのためにおすすめなのが、「身近な1つ上の先輩から、今年応募した企業のことを聞くこと」です。たとえば10人の先輩に各10社程度の情報を聞くと、100社の情報を集められます。


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