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たとえば、東京(東京都区内)―新大阪(大阪市内)においては、「のぞみ」普通車指定席利用(通常期)で1万4450円(乗車券8750円・指定席特急券5700円)となるが、前日・当日に払い戻しをする場合には、乗車券の220円に、指定席特急券の払戻手数料(30%)の1710円を加えた1930円かかってしまう。飛行機であれば、便出発前なら430円で済むので、JRのキャンセル料の割高感は否めない。

新幹線利用の場合は、回数券やインターネット予約を活用したほうが、普通乗車券+指定席特急券の組み合わせで買うよりも使い勝手がいい。新幹線回数券利用の場合、通常であれば1回しかできない予約変更も、回数券であれば、予約した列車が発車する前であれば「みどりの窓口」などで有効期間内なら何度でも変更することができる。

ネット予約は予約変更も楽

東海道・山陽新幹線のネット予約は何度でも予約変更ができる(写真:tackune / PIXTA)

だが、それ以上に利便性が高いのがインターネット予約だ。JR東海の「エクスプレス予約」では、東海道・山陽新幹線においてお盆期間や年末年始、ゴールデンウイークなど、いわゆる「お得なきっぷ」が使えない期間も関係なく、一年中割安な価格でチケットを購入することができるが、予約変更についてもこちらのほうが割引なしの乗車券+特急券よりも利便性が高いのだ。

予約はパソコンもしくはスマートフォン、携帯電話(ガラケー)から可能であり、発車の4分前まで予約できる。肝心の予約変更については、列車の発車時間前であれば何度でも可能であり、4分前までに変更すれば問題ない。パソコンや携帯電話で変更できるので、駅に向かって移動している最中に変更する人も多い。払い戻しにおいても、発車前にパソコンや携帯電話から手続きすることで、直前であっても310円の手数料で払い戻しが受けられる。

年会費は1080円かかるが、年に1回以上利用すれば年会費分の元を取ることができる。手続きの楽なネットのほうが費用の面でも得なのだ。


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