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しかし発売初日は見送った。まずは様子をうかがおうと思ったのである。昔、寝台列車のチケットを取るために「みどりの窓口」のシャッターの前に朝4時に並んだものの、その後2時間誰も並びに来ない……ということが度々あったので、勇み足にならないよう、どのくらいの時間にどこに並べば効率的か、知っておきたかったのである。

みんな知っていると思うが、リアルタイムの情報を知るにはツイッターがたいへん便利だ。

さて、翌朝。ツイッターで研究した結果、普段の生活が夜型の私は東京駅の「横濱 崎陽軒(シウマイBAR)」に並ぶことにした。

「横濱 崎陽軒(シウマイBAR)」は東京駅八重洲地下中央改札口を出て右にある(撮影:坪内政美)

今回の販売店は横浜が多く、東京での販売は、東京駅のシウマイBARと大丸東京店のみだったが、横浜は販売が9時からなのに対し、東京は販売が11時からと横浜より遅かったのだ。今回のお弁当は横浜工場で作られているので、運ぶ時間なども考えての設定時間なのだと思う。

シウマイBARの開店は10時だ。9時に店に到着すると、シャッターの前にはすでに2人が並んでおり、10時にシャッターが開く頃には10人ほどの列になっていた。前の人から順に注文するものを尋ねられ、整理券をもらって11時以降にまた来店するよう伝えられる。私は無事に各1個ずつを注文できた。ドリーミング筍シウマイ弁当は、私の後、数人で売り切れたようである。

崎陽軒「革命」のきっかけは

相次いで登場するさまざまなシウマイ弁当。いったい、シウマイ弁当に何が起きているのか。

崎陽軒本店のレストラン「亜利巴″巴″(アリババ)」のランチバイキング。平日大人1人2000円で時間無制限(混雑時は2時間制の場合もあり)(撮影:坪内政美)

崎陽軒広報・マーケティング部の金田祐輔さんにお話を伺うため、横浜にある崎陽軒本店のレストラン「亜利巴″巴″(アリババ)」に向かった。こちらのランチバイキングは中華・洋食・和食にサラダ・デザートが食べ放題。ソフトドリンクも飲み放題だ。アルコールは別料金だが、昼間から頼むこともできる。

開店前に行くと、平日にもかかわらず30人ほど行列ができていた。全員入り切れるのだろうか?と心配したが、店内は広く、ランチの席数は200席ほどあるようだ。


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