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実際使ってみたが、確かに丈夫。洗って絞っても破けない。さらに、食器を拭いてシンク周りを拭く→洗ってテーブルを拭く→また洗って最後はコンロなどキッチン周りの掃除に使うといういつもの台所での拭く作業が、たった1枚で完了。それでも全く破けなかった。

筆者が使っている不織布のキッチンダスター。洗えて使えるしすぐ乾くので気に入っているが、拭いた後の水滴残りが気になることも(写真:筆者撮影)

ロールタイプの「洗って使えるペーパータオル」は1枚あたり242×270mm。このサイズが大きいと感じる人もいるようだが、筆者のように「絞って拭く」ことが目的の人にはちょうどよいのではないだろうか。

また、「パルプの量も多いため、吸水性も従来のキッチンタオルよりいい」と、村田さん。洗って繰り返し使うことを重視するなら不織布のキッチンダスターの方が長持ちしそうだが、確かに同商品の方が水滴の拭き残しが少なく、吸水性に優れていると感じた。野菜の水切りの他、まな板や包丁の水気をとるのも1枚で済むし、調理中の作業にも重宝しそうだ。?

このように不織布の頑丈さと紙の吸水性を兼ね備えた商品なので何かを拭くのに便利で、台所仕事に限らず、床や網戸などのお掃除に使う人も多いという。ただ、ポリプロピレン不織布を使用しているので高温の揚げ物などの油切りには向かないそう。揚げ物の時はライオンの「リード」のようなクッキングペーパーを使うなど、場面によってアイテムを使い分ける必要はありそうだ。

ちなみに筆者は、生の食品に触れたペーパー類は洗えたとしても再利用したくないので、野菜の水切りや魚肉のドリップを抑えるときはキッチンタオルを使い、同商品は布巾として数回活躍させるという併用が、我が家のベストかもしれないと考えている。

気になるコスパは?

使い方にもよるが、パルプ100%の一般的なキッチンタオルの再利用は一回、厚手タイプで人気のあるバウンティなどでもせいぜい二回くらいではないだろうか。よって、キッチンタオルを布巾として使うと1日4?5枚は消費してしまう。一方、同商品なら消費量は1日1?2枚とグッと抑えられそうだ。

ロールタイプは無地とプリント柄の2種類、その他ボックスタイプもあるが、一番人気は無地の1ロールタイプだという。1ロール61カット348円(税込、店頭想定価格)なので、布巾の代用として1日2枚使うとしたら1か月もつ。一方、前述のパルプ100%で人気のバウンティはアマゾンなどで購入すると1ロール84カットで355円(税込)前後。同じく布巾代わりに1日4枚使うと持つのは20日程なので、「洗って使えるペーパータオル」の方が若干お得感があるかもしれない。


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