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 「ない」と説明されていた自衛隊イラク派遣の日報が16日、開示された。「ずっとウソだった」「隠蔽(いんぺい)の連鎖だ」。15年前の派遣開始前からイラクを取材してきたジャーナリストや、情報公開のあり方を追及してきた関係者は政府の姿勢に危機感を抱き、さらなる検証を求めた。

 「イラク派遣当時から今まで、政府はずっと真実を隠し、ウソをつき続けている」。2003年のイラク戦争の開戦直前から10回近く現地に入ったジャーナリストの志葉玲(しばれい)さん(42)は、日報が隠されてきた背景にイラク戦争そのものをめぐる問題があるとみる。

 派遣中、小泉純一郎首相(当時)は自衛隊の活動地域が「非戦闘地域」だと言った。だが、開示された日報からは、危険と隣り合わせの実態が浮かんだ。志葉さんが、自衛隊の宿営地サマワ付近でみた実情も全く異なっていた。夕刻に郊外を車で走っていると、トラックの窓から身を乗り出し、ロケット砲のようなものをかまえる男に追いかけられた。「まさに戦闘地域だった」と振り返る。

 米国などによる侵攻の根拠とさ…



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