今季限りでの現役引退を表明している埼玉パナソニックワイルドナイツのフッカー堀江翔太(38)が、ホストゲーム最終戦で勝利に導いた。最下位の花園近鉄ライナーズを下し、開幕15連勝。すでに上位4チームのプレーオフ進出へ、1位通過が確定している。

日本代表としてW杯4大会に出場した堀江が先発し、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いた。前半27分にはトライにつながらなかったものの、相手防御裏にゴロでキック。セービングでピンチを防ぐ場面もあり、パス、ランを含めて、多彩な引き出しでけん引した。前半を7?5で折り返すと、21?5の後半21分に途中交代。同じく今季限りで現役引退する元日本代表SH内田啓介(32)とともに、観客席のファンから大きな声援が送られた。

試合後はロビー・ディーンズ監督から花束が贈られ「成長をやめずに、最後までやりきりたいと思います。最後までいつも通り、熱い応援をよろしくお願いします」と呼びかけた。

最終節は5月4日、レゾナックドーム大分で横浜キヤノンイーグルスと対戦する。上位4チームのプレーオフを含めた残り3試合で、王座奪還を目指す。