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東京電力ホールディングス傘下で住宅の省エネサービスを手掛けるTEPCOホームテック(東京・墨田)は22日、初期費用ゼロでIH調理器やエコキュート(省エネ型電気給湯器)を導入できるリフォーム事業を始めると発表した。初期負担を少なくしてガス機器の電化を促し、全体でエネルギー費用を削減できることをアピールする。

4月から東電管内で始める。TEPCOホームテックが住宅のリフォーム時にIH調理器やエコキュートを貸し出す。レンタルにすることで通常80万円ほどかかる初期費用をゼロにできる。10年間の契約が終了した後は機器を無償で譲渡する。電力は東電からの購入を想定する。

電力・ガス料金が月合計2万6700円かかっていた家庭の場合、リフォームでガス器具を電化することで電気代のみの1万7400円にできる。工事代や機器の利用料として月8900円をセットで請求するが、トータルの費用は月2万6300円と従来より400円ほど安くなる。

リフォーム時に機器導入による省エネ効果の診断もする。年間で試算より実際の費用が上回った場合、差額の半額を顧客に返金する。18年度は1万件の受注をめざす。



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