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若い世代をみれば、18、19歳の平均は46・78%、20代35・60%、30代44・24%という低水準だ。60代(70・07%)や70歳以上(60・98%)とは大きな開きがある。
そもそも60代の人口は20代の1・5倍ほどいる。そこに、この投票率をかけて計算すると、投票に行った60代は20代の2・8倍に及んだことになる。
高年齢層はそれだけ、投票を通じて政治への影響力を行使しているともいえる。
年齢にかかわらず投票に赴くのが望ましいが、とりわけ20代、30代の奮起を促したい。期待するというより、積極的に投票に行くべき年代だともいえる。
子供を産み、育てやすい日本を作っていくには、限られた財源の配分をどう見直すかが大きな鍵となる。当事者となる若い世代が投票に行かなければ、そのニーズは反映されにくい。
少子高齢化に備える絶好の機会だと、投票をとらえてほしい。