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西日本フィナンシャルホールディングス(FH)が8日発表した2024年3月期連結決算は、最終利益が前期比9・5%減の235億円だった。前期に福岡市のシステム開発会社を子会社化して特別利益を計上した反動などから、3期ぶりの減益となった。
本業のもうけを示す業務純益は、傘下の西日本シティ銀行と長崎銀行の合算で、7・5%減の222億円だった。貸出金が伸びる一方、米国の金利上昇で外貨の調達コストが増え、利益を押し下げた。
25年3月期の最終利益は270億円と、増益を見込む。記者会見した村上英之社長は「貸出金利息が増加し、外貨の調達コストも下がるとみている」と語った。