浜松の秡川 (はらいかわ) です。 お世話になっております。 Barcode-Talker のシステムのほとんどを見てくれている西が、なかなか挨拶できなくてすみません。 まず、ハンドスキャナの件は心配いりません。キーボードに見えます。 Windows 版、1 日リリースが遅れてしまったのですが、もうすでに、開発担当者の西が、実験的なモジュールを組み込んでいます。 Windows 版にはすでに QR コードのシールを作る機能が入っていて、別途手に入れるプリンタドライバをインストールするだけで動作するんです。 ただ「できます」と言ってしまって、みなさんがプリンタをお買い求めになってから、うちでは動かなかった、などとなると申し訳ないので (お高いですから) 、ウェブではご案内をしませんでした。 シールを作るには、 ・Brother P-touch 9500PC ・Brother P-touch 9700PC ・Brother P-touch 9800PCNのいずれかと、テープカートリッジの ・Brother TZ-M251 [マットテープ つや消し白地 黒文字 24mm幅 8m]と、 http://www.brother.co.jp/dev/bpac/からダウンロードする b-PAC「コンポーネント本体」が必要です (ドライバです) 。Barcode-Talker 本体は、昨日公開したもののままで大丈夫です。 P-touch 9700PC ですと \24,314 円が最安値みたいで、まだお高いですね。もし、点字図書館や、点字サークル、視覚障碍者支援センターなど、経費が使えるところがありましたら、設定を手ほどきしますのでやってみませんか。そのかわり、うまくいったときは他の方々のためにレポートをお願いしたいです。 もし、つながって出てくるシールをハサミで切るのでもよければ、 ・Brother P-touch 2430PCも使えます (が、あまりおすすめしません。新しいのも出そうですし) 。 これらが揃うと、バーコードをスキャンして、切手大のシールをどんどん作れます。それが 10 円ラムネのようにつながって出てくる (ハーフカットされていて、1 枚ずつはがせます) ので、商品を買ってきたら、片っ端からスキャンして、シールを貼ってしまいます。 作れるシールを読み取った内容は以下のようなものです。シールを作った段階で文字情報になるため、らくらくホンには、とくに特殊なソフトをインストールする必要はないですし、通話料もかかりません (シールの読み取り自体は、Barcode-Talker が動かない、ベーシック II でもできます) 。 ・SB ・ディナーカレー 中辛 レトルト ・2011年2月16日 ・日持ち 24ヶ月 ・お湯3分 ・他のカレーが追い付けないほどの圧倒的なこだわり 中に、「お湯3分」というのがありますが、これがテストで入力した調理法です。調理法は、もとのデータベースにはありませんが、今後公開予定のソフトでだれかが入力すると全ユーザで共有されます。シールを作る時点で調理法があれば、それも埋め込まれます。 シールにする利点は、次の 3 つです。 ・印刷ではなく商品に貼るものなので、触って位置がわかります。 ・ふつうの文字情報なので、特別なソフトを必要とせずに読み取れます。 ・シールを作った日付が記録されます。買い物から帰ってきて、ヘルパー さんとシールを作れば、購入日と日持ちの情報でおおよその賞味期限が わかる仕掛けです。 来年の夏、棚から上の商品を見つけたとします。購入日は、2011 年 2 月、日持ちは 24 ヵ月ですから、まだ余裕で食べられます。 さらにこれを先日アップデートした Barcode-Talker for らくらくホンで読ませると、電話帳ボタンでネットに接続して、バーコードそのものを読み取ったときと同じく、すべての情報を再取得できます。