言葉を表す 言片 と 売 からなる漢字。旁は 声に出し物を客に買わせること を表す。ところでこの字上から 士 カタカナの「ワ」「ル」 と分けることができます。ここから物を売る様子は創造がつきにくいかと思います。つまり今の字形は省略形です。以前は 上部 士 下部 買そしてさらに前になると上部は 出 でした。出 は地面の穴から出た足からできた象形文字。買 は網からかつての通貨であった貝殻でものをえる様子からできた文字。つまり 人が声を出し客が網から貝殻でものを買って行く。そんな通貨が流通する様子 から売 となった訳です。言葉を声に出したり取り入れる様子 つまり 読 となったと私は考えます。続も糸偏に売ですね。これも 裁縫で糸が出たり入ったりして流れて行く様子 と考えればしっくりくるように思います。