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2021年度までに閉館し、タワーマンション建設が検討されているホテルオークラ東京別館(記者撮影)

再開発が進む東京でまた1つ、老舗のホテルが姿を消すことになりそうだ。

ホテルオークラは2月14日までに、現在運営中の「ホテルオークラ東京 別館」(以下、別館)を2021年度までに閉館し、2024年度をメドにタワーマンションやオフィスビルを開業する計画を検討していることを明らかにした。

「ホテルを入れる予定はない」

開発の主体は野村不動産。同社が東京都に提出した「(仮称)六本木一丁目計画」の環境アセスメント資料によれば、地上43階のタワマンと、同21階のオフィスビルを計画している。高さはそれぞれ180メートル、115メートルで、延べ床面積は合わせて11.1万平方メートルにのぼる。

2021年度に着工し、2024年度に竣工する計画だ。主要用途は住宅、事務所、店舗、駐車場となっており、ホテルは含まれていない。

ホテルオークラは「(別館のある場所の活用方法について)協議しているのは事実だが、確定していないのでコメントはできない」と話す。一方、野村不動産はマンションやオフィスを検討していることは事実としたうえで、「事業スキームなどは協議中だが、現時点でホテルを入れる予定はない」とした。


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