ニュース本文


【2月8日?金曜日】日経225先物は、220円安の2万0500円。NYダウは、米中貿易合意の期待後退で220ドル安の2万5169ドル。日経平均は、418円安の2万0333円と大幅続落。

【2月9日?土曜日】日経225先物は、40円安の2万0250円。NYダウは63ドル安の2万5106ドル。1ドル=109.74円、1ユーロ=124.34円。観測史上最強クラスの寒波がやってきた。札幌では、予想最高気温は氷点下11度だそうだ。それは、東京証券取引所の上空にもやってきて、日経平均株価は、大幅続落となってしまった。

昨年12月26日に付けた1万8948円の昨年来安値からリバウンドが継続していたが、2万1000円の壁を越えられず、再度下値を試す展開となりそうだ。注目点は、1万8948円の上でまた上昇するか、底を抜けてしまうかだ。また、親会社のソフトバンクグループと子会社のソフトバンクの2019年3月期第3四半期決算が発表されたが、どちらも好決算だったと思うが、自己株買いを発表したソフトバンクグループは、1500円ストップ高となったが、子会社のソフトバンクは、2月6日決算発表後の7日は、高く寄りついたものの維持できず、37円安の1322円と下げてしまい、その後も3日続落の1270円まで下げている。それでは、株価反発の可能性はないのであろうか。

子会社のソフトバンクも自己株買いをするべき!?

子会社のソフトバンクの2019年3月期第3四半期決算では、売上高4.9%増の2兆7766億6000万円、営業利益は、18.5%増の6349億4600万円、四半期利益は、18.7%増の3958億9500万円と好調で、四半期利益の通期予想は、4200億円と据え置いているが、すでに94.26%の進捗率で、このまま行けば5月の本決算では業績上方修正と期末配当37.5円予想から50円程度の増配発表も期待できそうだ。

3月26日の権利付最終売買日まであと1月半くらいなので、3200株の保有株は今のところ保有継続し配当権利を取る予定。また、株主優待の発表も待ち遠しいし、信用取組状況も信用倍率0.60倍と売り長で、2月1日現在、信用買い1122万4000株に対して信用売り1885万7300株と信用売りの買戻しも期待できる。

親会社ソフトバンクグループの6000億円、1億1200万株(発行済株式総数の10.3%)を上限とする自己株買いの効果もわかった。また自己株買いのメリットとして、自己株式には、配当を払う必要がなく、高配当利回りのソフトバンクなら、なおさらメリットがある。

業績もいいということなら、ここは宮内謙社長に以下のことをお願いしたいものだがどうだろうか。子会社のソフトバンクも今のまま公開価格の1500円を割る水準が続くようであれば、本決算発表時に、株価が割安であるという意思表示の意味も込めて、自己株買いを是非とも検討していただきたい。

内田 衛 カリスマ投資家

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

うちだ まもる / Mamoru Uchida

個人投資家。高校時代から株の取引を開始。平成バブル崩壊で多額の借金を背負うが、自力で全額返済して大復活。大学卒業後、大手生保勤務後、フリーに。FP資格を持つ。現在の運用資金は3億円以上。株式投資では中長期、低位株投資が基本。株式のほかに、株の利益で収益不動産投資も行う。2007年8月からは『オール投資』(現在休刊)で5年以上にわたり投資日記を連載、大人気を博す。

この著者の記事一覧はこちら

1 2 3 4


記事一覧 に戻る 最新ニュース読み比べ に戻る