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裾買い取りサービス

 ラガゾットは岸社長の祖父である月村保夫氏が1925年、奈良市で「月村洋服店」として創業した。3代目の岸社長がオーダースーツ専門店のツキムラを立ち上げ、現在は関西を中心に16店舗を展開している。

 月村洋服店の創業から90年以上、「5代にわたってお付き合いがあるお客さんもいる」と岸社長。そんな老舗ながらチャレンジ精神は旺盛で、平成14年に始めた「3着で5万円」の価格設定は一躍話題となった。

 今年3月には1カ月間の期間限定で、「足が短いほどお得になる」と銘打ち、パンツの裾が基準値よりも短い場合、1センチ当たり千円で買い取る「裾買い取りサービス」を実施した。昨年末には「ストップ!正月太り」をテーマに、1カ月後の仕上がりまでにサイズが変わってなければ、肉をプレゼントする「コミットサービス」を行うなど、画期的でユニークなサービスを数多く打ち出してきた。

現場の“あるある”

 岸社長は「若者らを中心に、オーダースーツは高いと思っている人が多いので、気軽に来店してもらおう、楽しんでもらいたいとの思いから、いろいろなサービスを提案してきた」と説明する。サービス目当ての来店客も増え、大きな手応えを感じている。



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