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親会社が自己株買いをしたということは、子会社の通信のソフトバンクも自己株買いがあるのだろうか?(撮影:尾形文繁)
日経平均株価は約2カ月ぶりに2万1000円を回復。カリスマ投資家の内田衛氏は再度の2万円割れも危惧していたが、まずは杞憂に終わった。5月に向けて、内田氏が思いをめぐらせているのが通信のソフトバンク。親会社のソフトバンクグループがストップ高となって、いろいろ考えがあるようだ。いつものように株日記で見てみよう。

通信のソフトバンク、TOPIX組み入れでどうなった?

【1月28日?月曜日】三菱UFJモルガン・スタンレー証券から、REIT(不動産投資信託)のIPO(新規公開)の紹介電話がかかってきた。2月13日上場のエスコンジャパンリート投資法人(2971)で、不動産の日本エスコン(8892)のREITだ。分配金予想は、年6.2%、1口10万円から10万5000円で主にケーズデンキ、ニトリ、マックスバリュなどの商業施設に投資し運用するようだ。とりあえず10口申し込んだ。日経平均株価は、124円安の2万0649円。

【1月29日?火曜日】日経225先物は、50円安の2万0590円、NYダウは、208ドル安の2万4528ドル。日経夕刊一面の記事では、「景気回復、戦後最長の公算、1月月例報告で74カ月に更新」と報道。日経平均は、15円高の2万0664円と小反発。

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【1月30日?水曜日】日経225先物は、変わらずの2万0630円、NYダウは、51ドル高の2万4579ドル。12月19日に上場した通信のソフトバンク(9434)は、本日TOPIX組み入れで、大引けに注目していた。大引け10秒前に1360円を付けていた株価は、大引けでは1378円となり、買いが入ったようだが、人間が注文を出していたら10秒前に買って大引けで売るような取引はできないな。せめて保有株を大引けで売る注文をあらかじめ出しておいて、大引け10秒前に成り行きで買うようなことなら出来なくもないが、いつも成功するとは限らない。終値は、44円安の1378円。東証マザーズ上場のサンバイオ(4592)は、治験結果に失望売りで、3000円ストップ安の8710円で大引け1本値。日経平均は、108円安の2万0556円。

【1月31日?木曜日】日経225先物は、180円高の2万0780円。NYダウも、434ドル高の2万5014ドルと大幅高。大幅高の理由は、FOMC(連邦公開市場委員会)が、資産縮小と年2回の追加利上げ見通しを「様子見する」と実質的に一時停止する方針に転換したことを好感した。サンバイオは、連続ストップ安の1500円安で7210円。日経平均は、216円高の2万0773円。


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