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今回上梓した『働き方1.9 君も好きなことだけして生きていける』(講談社)を、ヒロシさんは小学校時代からのある同級生に読んでもらいたいという。

「たまに連絡してくる同級生なんですけど、どうやらちょっと鬱になってるみたいなんです。『残業してもおっつかないんだ?』って言ってて。結局仕事も休んでるみたいなんです。昔から、勉強もできて、スポーツもできて、女にもモテた友達がそんなふうになるとは思ってなかったです」

ヒロシさんにとってサラリーマン生活を続けていくことは、想像しただけで恐ろしくなるほどつらい世界だ。嫌な上司や先輩と延々付き合っていかなければならないし、飲み会にも参加しなければならない。

そんなつらい現場で果敢に戦っている同級生に、世界には楽しいことをして生きていける世界があると知ってほしいと思う。

嫌なことはやらなくていい

「いきなり会社を辞めてユーチューバー1本で食べていこうとかいう話ではないんです。そもそも会社を辞めるのもすごいストレスですからね。

YouTubeで好きな動画を流せば、みんなに見てもらえてお金になるんだってことを知ってほしいんですよ。嫌なことはやらなくていいんです。好きなことだけをやって、それを流せばいいんです。

それで少しでも稼げるって知ったら、たぶん少し生きるのが楽になるんじゃないかと思うんですよ」

現在、ヒロシさんはキャンプ動画で注目されているため、キャンプのテレビ番組に呼ばれることが多い。そのためプライベートでキャンプに行く機会が減っているのが少しストレスだという。

「最近はキャンプ動画が当たっているので、オリジナルのブランドを作れないかなと思っています。

最初は有名キャンプブランドとコラボしようかと思ったんですが、結局商品を買い取ることになるようなんですよね。

だったら、一から全部自分で作れないか?と考えてます」

たとえばたき火台だったら、図面を引いて、工場に行って一つひとつ作ってもらう。単価はどうしても高くなるが、まずはそこから始めたいと思う。

「結局、全部自分でやりたいんですよ。間によくわからない人が入ってくるのが嫌なんです」

たとえばたき火台を作るにしても、間に人が入ってくると「こうしてよ」「ああしてよ」と意見を言われる。二転三転して結局、全然違うものになる。それでも商品名は「ヒロシのたき火台」として発表しなければならない。


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